質屋の歴史は古く700年以上前から、庶民を相手にした金融業として存在しているようです。掛け軸や陶器など、お宝鑑定団に出すような上等の物から、時計や洋服などの日用品まで、お金に換えてくれそうな質草を持って質屋の店頭に行き、そこでいくら貸してもらえるのかを交渉します。交渉といっても、質やの方が目が利苦のですから、ほとんど言いなりで換金することになります。
サラ金と違う点は、質屋ではお金を借りる時に、必ず質草(担保)が必要ですが、サラ金では、質草は必要ありません。サラ金は、基本的に個人の信用情報で貸し出しの判断をしますが、質屋では、質草の担保価値を基準に貸し出しを判断します。
もし、お金を返せなくなった時にどうなるかというと、質屋では質草が流れてしまうので、借金は帳消しになってしまいます。つまり、担保として差し入れた質物の所有権が質屋側に移り、その代わり借金が消滅するのです。質物は、質流れの品物として、質屋のショーウィンドに並んだり中古市場で販売されることで、質屋は資金を回収しています。
サラ金では、返済できなくなると、とんでもないことになってしまいます。質草がないのですから、借金は返済が終わるまで、ずっと存在し続けます。そして、遅延損害金数字が生きてくるので、借金の残高が増え続けることになってしまいます。質屋では、質草が流れて終わりですから、強引な取立てはありえません。しかし、サラ金の場合、本人から返済してもらうしかないので、どうしても本人への追求がきつくなることになります。
そう考えると、質屋というのは、案外いい仕組みかもしれませんね。
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